た。 その後「IS09000」という言葉は、生産や取引の世界共通の言葉になり、各国ごとに国内規格化が進み、我が国では1991年10月1日付けでJISZ9900シリーズとして制定・発行された。その後、1994年7月1日に第1回目の見直しが行われ改訂された。 この見直しでは、大幅な内容上の改訂は行わず、主として要求事項の解釈を明確にして、理解しやすいようにしている。 IS09000シリーズの規格、「IS09000−1〜IS09004−1までの、次の5つの規格で構成されている。(JISでは、それぞれJISZ9900〜JISZ9904) ・IS09000−1(JISZ9900):品質管理及び品質保証の規格−選択及び使用の指針 ・IS09001(JISZ9901):品質システム−設計・開発・製造・据え付け及び付帯サービスにおける品質保証モデル ・IS09002(JISZ9902):品質システム−製造及び据え付け及び付帯サービスにおける品質保証モデル ・IS09003(JISZ9903):品質システム−最終検査及び試験における品質保証モデル ・IS09004−1(JISZ9904):品質管理及び品質システムま要素−指針 (備考) この中で、品質システム審査登録制度で使用される規格(基準文書)は、IS09001(JISZ9901)〜IS09003(JISZ9903)の3つの規格である。 また、IS08402「品質管理及び品質保証−用語」をIS09000シリーズに含めて「IS09000シリーズ」ということもある。 ? TQC活動の主流は、品質改善にある。顧客の要求に合う商品やサービスを提供することがQCの出発点である。 QCが企業の発展に大きく寄与するためには、経済的にコストを加味して改善活動を行うことが必要であり、これにより、企業が発展することは間違いない事実である。 現在のIS09004−1(JISZ9904)では、経営者による品質改善の継続的促進とそのための環境作りを指針としては示しているが、他のIS09000シリーズ規格では直接要求は見当たらない。しかし改善活動は品質保証の重要な要素であるので、企業においては取り上げて実行しておくことが大切である。 また、TQCの特徴である真の品質は、商品の企画段階で作り込まれるという考え方な 前ページ 目次へ 次ページ
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