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M−01 マスターファイルについて
環境設定で説明したマスターファイル以外のマスターファイルには下記のものがあります。 1.船マスターファイル 2.EPIRB型式マスターファイル 3.SART型式マスターファイル 4.双方向無線型式マスターファイル 5.SOS型式マスターファイル 6.いかだ型式マスターファイル これらのマスターファイルは日常業務の入力作業を軽減するのに非常に重要なファイルです。なぜなら、後に詳しく説明しますが整備結果入力ではどの設備であっても、船名・船舶番号・設備の型式名の入力は必要不可欠です。そして船・型式が同一の場合は、船名・型式名及びその船・型式に付随する情報は整備する度に長い時間を費やして毎回同じ文字を入力することなく、船マスターファイル・設備の型式マスターファイルから登録しているデータを取り出して入力する方法が入力作業の軽減に役立つからです。具体的には、それぞれの入力画面では船マスターファイル・型式マスターファイルに登録しておき、該当の入力棚上で選択処理(個別操作手順書参照)を実行しますとマスターファイルに登録されているデータの」覧が別画面で表示され、その一覧から必要なデータを選択決定すれば遭択決定されたデータがマスターファイルより元の入力欄にセットされます。 船マスターファイルは船に関する情報であり、整備する設備が搭載されている船がこのシステムで最初に処理される場合に、情報を収集して登録します。この作業はシステム稼働後しばらくは全ての整備の搭載船が最初の処理ということになる為、日常業務内の余分な作業となります。これを避ける為にシステムを稼働する前に過去1年程の整備実績を調べ、予め今後このシステムで処理すると思われる船を全て登録しておくことにより日常業務を円滑に行えます。 船マスターファイルに関して更に重要なことは、GMDSS総括表においてはこの船マスターファイルから印刷出力する項目が多くありますので、船マスターファイルの登録での空欄箇所はGMDSS総括表でも印刷されませんので、情報収集及びその入手した情報の登録は正しく行って下さい。
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