6.2 内航船用機関分析システムの概略構成
図6−2−1に内航船機関分析システムの概略構成を示す。
大きくは船上に搭載した機関分析システムによるオンライン診断と、陸上の検査機関にて分析を行うオフライン診断に分かれる。
オンライン診断はエンジンに付いている各種センサからの情報で常時診断する。診断結果は故障部位の特定ばかりでなく、運転方法、保守方法のガイドも表示し、必要に応じて保全システムを作動させる。一方オフライン診断では陸上の検査機関で金属摩耗粒子が分析される。分析データは本船に送られる。船上の機関分析システムに入力されると、各エンジン固有のデータベースを基に診断され、摩耗量、摩耗部位が推定される。オンライン診断と同様に異常の場合は、運転方法、保守方法のガイド、保全システムヘの指示等が表示される
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