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12 切欠き形状を含むフレーム形状データと開元角度データの作成方法

フレームの基本形状そのものは、ShipCAM上でステーション位置を設定するのみで簡単に得ることができますが、ここではロンジフレームの切欠き形状を含むフレーム形状の作成について説明します。

AutoCAD上で必要な複数の切欠き形状をポリラインで作成して、DXFデータ形式で出力・保存します。

各フレーム形状を面データより作成し、同じロンジフレーム上で同じ切欠き形状を持つフレーム別に、フレームマーキングデータを保存します。切欠き形状を作成したいフレームラインデータとフレームマーキングデータ及び切欠き形状データを読み込み、フレームの切欠き形状をフレームライン上に作成します。この作業を、各切欠き形状別に繰り返して、複数の違う種類の切欠き形状をフレームライン上に作成します。作成された切欠き形状を含むフレーム形状データは、DXFデータ形式で出力して、AutoCADで読み込み、一品図、現図データとして作成・出力します。

102-1.gif

 

12.1

12.1.1AutoCAD上で切欠き形状を作成します。

(1)AutoCADを立ち上げます。

(2)レイヤーを作成します。[SHAPE]、[HEIGHT]、[WIDTH]の3つのレイヤーを[データ]−[画層管理]メニューで作成して下さい。

(3)レイヤーの現在層を[SHAPE]にします。

(4)ポリラインで切欠き形状を作成します。複数の直線や円弧で切欠き形状を作成した場合は、[PEDIT(ポリライン編集)]コマンドを使用して、最終的には切欠き形状は1つのポリラインで作成して下さい。このとき、AutoCADでの原点が挿入基点になります。切欠き形状はYのマイナス方向に十分に伸ばして作成して下さい。

(5)レイヤーの現在層を[HEIGHT]にします。

 

 

 

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