日本財団 図書館


 

5.8 キールセンター、キールサイドラインの作成

キールサイドラインをまず作成します。

キールサイドラインの一部は、ボトムタンジェンシーラインと共有する部分がある為、ボトムタンジェンシーラインをコピーした後、共有部分以外を編集してキールサイドラインを作成します。

ボトムタンジェンシーラインを選択表示している状態で、メイン画面左側にあるツールボックス上段真ん中の[Clone(Shift-Copy)]ボタンを[Shift(シフト)]キーを押しながらクリックしてコピーします。[Name For Copy(新名称)]ダイアログボックスが現れますので、ここでキールサイドラインの名称をキー入力します。

コピーしてボトムタンジェンシーラインと同じキールサイドラインを作成したら、共有部分以外の部分の制御点の幅方向の値をキールの半幅に合わせ、高さ方向の値を0にします。これで、キールサイドラインが作成されました。

キールセンターラインは、キールサイドラインをコピーした後で、すべての制御点の幅方向の値を0にします。

これで、キールサイドラインと長さ方向と高さ方向に一致したキールセンターラインが作成されました。

後半部分も同じ様に作成します。

また、必要であれば、ブルワークトップライン、またはブルワークトップラインよりも上側に位置する仮想ブルワークトップラインを作成しておきます。

これで、面を作成する前の船型の基準となる線データの入力が終了しました。このように、異なる種類の面と面の境目の線(変局線)を作成しておき、その変局線を基準に平面や曲面を作成していくことで、より簡単に複雑な形状の構造物を作成することができます。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION