1−2−3 新造・修繕状況と今後の計画
【1】新造
北海道運輸局は平成8年2月に道内海洋土木事業者に対してアンケートを実施している(アンケート発送事業者数84社。内アンケート回答事業者68社。内、作業船保有業者49社)。
下表は過去3年間における作業船の新造実績に関するアンケート結果を示しており、23事業者が該当している。この内訳をみると、上もの付きの作業船に関しては、道内で新造を行っているものか隻数で約33%、船価で約24%であるのに対し、道外で新造を行っているものは隻数で約67%、船価で約77%を占めており、上もの付き作業船に関しては、道外で建造する事業者が多く、かつ一隻当りの船価も道外建造分の方が高いことが分かる。
一方、上ものなし作業船では、道内新造分が隻数で約61%、船価で約62%を占めており、傾向として道内で建造されるケースが多いことが把握できる。
作業船道内外新造実績(北海道運輸局実施アンケート結果より)
道外で建造する理由をみると、価格面をあげる事業者が最も多く、次いで技術面で道外が勝っていると考えるため、あるいはクレーン工場が道内にないため、工場設備面で道外が勝っていると考えるためと回答する事業者が多かった。
道外で建造する理由(北海道運輸局実施アンケート結果より)
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