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第?V章 海洋土木作業船に係る需要開拓

1 北海道における海洋土木作業船の現状と今後の動向

1−1 海洋土木事業の状況と今後の展望
北海道における作業船の運用は、そのほとんどが公共工事に依存する体質にある。そこで本節では、作業船の活躍する公共工事として港湾整備事業、漁港整備事業、沿岸漁場整備開発事業、海岸事業に関して、各公共事業の状況と今後の動向について考察することとする。調査に当たっては、各公共工事の主管官庁へのヒアリング及び資料分析により実施したものである。
1−1−1 港湾整備の状況と展望
【1】港湾整備計画・事業の推移
国(北海道開発局)の実施する北海道内における港湾整備事業(特定重要港湾2港、重要港湾10港及び地方港湾23港)の5ヶ年計画べースの事業費は、対全国シェアで約10%強程度の規模を維持しつつ、今日に至っており、この傾向は平成8年度より実施の第9次5ヶ年計画でも踏襲される見込みである。

港湾整備5ヶ年計画事業費推移(事業費ベース)

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