2−2 減船の影響
高い漁船依存度にある中で、平成2年から平成4年までの3年間に、全国で780隻、このうち北海道船籍の漁船が全国の約55%に当たる約430隻もの漁船が減船され、北海道の中小造船業に多大な影響を与えた。
以下のとおり、平成2年当時の許可隻数と比較すると、減船規模の大きさがよく分かる。
平成2年〜平成4年までの減船状況
建造に対する減船の影響度は、「影響が非常に大きい」が6社で約11%、「影響が大きい」が8社で約14%と、両者で約25%を占めている。
修繕に対する減船の影響度は、「影響が非常に大きい」が11社で約15%、「影響が大きい」が17社で約24%と、両者で約4割を占め、建造の場合と比較すると、会社数で2倍、比率で1.5倍となり、減船の影響は一層深刻である。
減船の影響度(建造)
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