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(3.6)から(3.8)式より、梁の断面係数Aは、勇断力をτ。とすれば、次の形の式で表される。

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ここで、nは、端部支持条件及び求めようとする横断面位置により定まる変数。
本基準では、算式を簡略化するため、スパンLをそれぞれ両端から0.2L間の範囲及び中央部0.6L間の範囲の計三つの範囲に分類し、これらを三つの範囲内でそれぞれ(3.6)から(3.8)式による剪断力線図(図3.2参照)を与えるようnを定数として、表3.6に規定した。
よって、(3.9)式において、SをS(m)、wをP(kN/m2)、τrをτall(N/mm2)及び腐食予備係数をCとし、単位系を整理ぜれば、桁部材の断面積A(cm2)は、次の算式で与えられる。

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なお、腐食予備係数Cは、鋼材にあっては、1.1及びアルミニウム合金材にあっては、1.0とした。
?A許容応力について
剪断強度に対する許容応力は、板部材の曲げ強度に対する許容応力の値をそれぞれ研で除したものとした。

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図3.2 せん断力線図及び包洛図

 

 

 

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