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縦肋骨構造の船底外板は全幅を算入する。
甲板に開口がある場合は当然控除するが、トランクキャビンと機関室開口等、幅の相違する開口が近接してあるとき、最大の幅の開口より外側のみを算入するのが普通である。
(3)Iの計算
船体断面の計算では、最初に仮想の中立軸を設け、この軸に対する断面二次モーメント計を算する。
一般にある図形のX−X’軸に対する断面二次モーメントIは次の式で求められる。
I=Al2+i
A:その図形の面積
l:その図形の重心からX−X’軸までの垂直距離
i:その図形の重心を通りX−X’軸に平行な軸O−O’に関する断面二次モーメント
このiを通常「セルフI」と呼んでいるが、図形によっては計算が面倒なので、たびたび使用される図形について算式を示す。一般的な図形については便覧等を参照する。
(a)傾斜した船底外板
一般に船底外板のセルフ日よ無視できるが、θが20°位になるとかなり大きな値になるので、算入すると有効である。
船側外板もフレヤーが大きいときは、傾斜した外板として計算すべきである。

225-1.gif

(b)丸型艇のビルジ外板

225-2.gif

 

 

 

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