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M=C・W・L(t−m)
W:満載排水量(t)
L:船の長さ(m)
C:沿海区域0.120
限定沿海0.096
平水区域0.072
RR11基準(案)では次のように定めている。

224-1.gif

AFについては沿海に対し3g、限定沿海及び平水に対し2gとするが、訓練された乗員がその体力の限界まで使用する艇に対しては6g、以下その使用条件に対し適当な加速度を設定して設計条件とする。
5.5.2 船体横断面の断面係数
(1)計算位置
断面係数Zの計算は、船体の中央部で、かつ、最もZが小さいと考えられる位置、すなわち、機関室開口部、トランクキャビン上甲板切開部等について計算する。
普通は中央横断面構造図から幅の最も広い上甲板開口を控除して計算すればよい。
(2)算入する部材
Zの計算に算入する部材は、中央部0.5L間を縦通している部材である。算入する部材の端末は有効に船体構造に固定されていなくてはならない。局部的に配置する桁板を除き、縦通桁の端末は肋板等に固着するのみでなく、その延長上には縦肋骨等を配置し、肘板を用いて有効に結合しなければならない。
インターコスタルに取付けた桁板、パネルブレーカー等は、接続部の目違いの効率を考慮して1/2を算入する。工作精度標準では目違いは板厚の1/3以内を許容限度としているが、これが厳格に守られるときは100%算入することができる。
横肋骨構造の船底外板は凹損を考慮してガーダー部(インターコスタル・パネルブレーカーを含む)において10tのみを算入する。

 

 

 

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