を舵軸と等しいK値を用いて計算し、要求断面係数を定める。
舵軸はテーパーしながら延長して舵高さの約1/4ないし1/3まで舵心材とする。
舵骨スペースは舵板厚さの約40倍とし、低速の船では適宜広くすることができる。
舵骨は舵板厚さ程度の丁形材とし、面材は栓溶接に必要な幅とする。
舵板は厚めのものを使用し、舵板のみで所要断面係数を満足するよう計画し、舵心材・舵骨等と連続溶接とする。舵内面より溶接できない部分の舵骨材とは栓溶接とし、板の振動を拘東する構造とする。舵板厚さは舵軸径dに対し0.25d2/3を目安とすることができる。
流線形舵の断面係数は楕円断面で近似することができる。
薄肉断面について
中空くさび断面等については、外法寸法で計算したIから内法寸法で計算したIを差引き、a/2(又はa1/2)で除した値とする。
プロペラ直後に厚い舵があることは推進効率を低下させ、また、転舵時に水流の剥離により旋回性の不安定・低下を生じるから、各断面は必要最小厚さに減じることが望ましい。
断面の縦横比が次表より大きくなると、直進中もキャビテーションの発生が予想されるので
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