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水平桁で支持された立防捷材の断面係数Zは次の算式で算定した値以上とする。
Z=csh(l2−3l1l2逆2)/σb(cm3
c:両端支持に対し 82
両端固定に対し 55
l:立防携材の全スパン(m)
l1:立防携材の桁下スパン(m)
l2:立防携材の桁上スパン(m)
(3)水平桁
桁の位置で支持される立防捷材から受ける支持反力を等分布荷重に置換え、引張強さに対し安全率を1.3とする。
水平桁の断面係数Zは次の算式で算定した値以上とする。

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(4)深水槽及び油槽構造
V/W1/6<20程度までの船の実績では、船首に加速度AFを受けたとき、同時に船尾にプラスの加速度を受けても、それは最大AF/6までである。V/W1/6>25になると船尾の加速度の方が船首の加速度より大きくなることがあるので、船全長にわたって最大加速度を受けるものとして考えなければならないが、そのようなスポーツ用高速艇以外では、船内各位置における最大加速度は船首でAF、船尾ではAF/6とした直線分布であると考えてよい。この考え方で水(油)槽位置の加速度の起こり得る限界値Aを求め、槽内の水(油)の重量の(1+A)倍の荷重がかかるものとして水(油)槽隔壁板の厚さを決定する。
以上の条件において水(油)圧に対し塑性設計とし、板の第1塑性関節に対し安全率を1.2とする。
深水(油)槽がインテグラルタンクとして舷側に設けられているときは、その部分の船側外板はこの条件を満足する構造としなければならない。

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