従って、上記試験を実施する前にFig.5に示すようなスケジュールで上記舵の動きの遅れを計測する。ここで舵角計測は同一Time baseで別々に計るのが便利である。
2. 要領及び計測事項
(1)舵輸舵角を5°にとるまでの時間を計り、このままの状態で実際舵角が整定するまでの時間及び実際舵角の大きさを計測する。
(2)(1)の計測が終了して約30秒後、舵輪舵角を10°にし、この時間並びに実態舵角が整定するまでの時間舵角の大きさを計測する。
(3)(2)の計測が終了後、20°、30°、35°について同様な計測を実施する。
(4)実際舵角35°から舵輸舵角0°に至るまでの時間を測り、このままの状態で実際舵角が整定するまでの時間及び実際舵角の大きさを計測する。
(5)右旋回、左旋回について行う。
上記の計測結果は、Fig.6に示す曲線図に表わし、Time lag及び遊びによる遅れを表にしておき、スパイラル試験及びZ操舵試験の計測をする。
Fig.5
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