第2−3表 船型と複原性
2.2.4 操縦性能
船の操縦性能は、針路安定性と、旋回性とに分けて考えられ、一般に船型要素によって操縦性能は、おおむね次のような影響を受けることがわかっている。
第2−4表 船型と操縦性
船型は、主として推進抵抗の見地から決定され、操縦性能は蛇の大きさ、形状、数、取付け位置等によって考慮されることが多い。
(1)蛇
舵の大きさを決定するには船型を含めて考えることが必要である。たとえば、同一の主要寸法比(L/B、B/d)を持つ船でも、CBの大きい船には、小さい舵で十分な旋回性を与えることができる。舵の大きさは、類型船の資料を参考にするか、種々の船型についての自航模型船による操縦性試験の結果を参考にして決定すればよい。一般に舵面積のL×4に対する割合は下表の程度である。
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