日本財団 図書館


 

第1.26図 艤装工事日程表の一例

 
・機関艤装中日程表は、地上艤装では船殼のブロック検査日を基にプロック別に作成するし、船内艤装は船殼の軸芯検査日、進水日や主機搭載日、缶点火日、係留運転、海上公試を明確にして作成する。
なお、機関部の地上艤装工事はブロック単位の作業量が多いので作業日数をかならず船殼ヘフィード・バックする必要がある。
・電気艤装中日程表は、船体艤装、機関艤装の日程表を基に発電機の始動、電気装置の諸試験を明確にして作成する。
艤装関係に対しても管理量表を作成するが、艤装品は重量が不明確なものが多いので、むしろ区画別、装置別、ユニットや部品別とした方が明白になる。
艤装工事は、狭い船内で色々な工事が同時に入り乱れる上に下請の利用も多いので、予め現場立会を行って艤装品取付位置および順序をきめ、工事日程を上手に組まないと円滑に工程が進まないことが多い。特に進水が間近な期日になると、われ先に請負工事を行うことになり、大混雑がおきることがしばしばある。
各専門職に、日程表を徹底させ認めさせておき、きめられた工事日程は責任をもって、仕事をやりとげるように指導しなければならない。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION