(3)角変形
溶接をやっていて、よく見受けられる変形に横曲りに属する色変形がある。第4・13図はそれを示したものであり、(a)図は突き合わせ、(b)図は隅肉溶接接手における色変形を示す。
突き合わせの色変形においては、開先形状はV型に比して、X型の方が、変化量が少ない。最も変化量の少ないのは、表溶接6に対し、裏溶接4で第4・14図のごときものであるが、普通夏溶接前に、ウラハツリを行うので裏側溶接の開元形状は、7:3で準備するのが通常である。
突き合わせV型の開先に対して、どの程度の色変形があるかを示した1例が第4・15図である。
また、隅肉溶接の色変形を示した1例が、第4・16図である。