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適用塗料はタールエポキシ塗料、エポキシ塗料、厚膜型塩化ゴム塗装、自己研磨型防汚塗料等が主である。

乾燥膜厚は塗料の付着によりきまるから、規定乾燥膜厚を得るためには規定塗布量を塗面に均一に付着すればよい。しかし、実際には船体構造、部材形状、作業者の技術等により付着量にバラツキが生じ膜厚不足になることがある。したがって、その対策としては、塗装中から随時ウェットネックネスゲージにより膜厚をチェック、管理すると共に、乾燥後再チェックを行い膜厚不足をなくすことが大切である。

(1)測定器具(乾燥膜厚計)

○イソスぺクター

○エルコメーター

○マイクロテスト

○ケット徴厚計

(2)測定方法

○錆止め塗料の塗装完了後、又は最終塗装完了後に合計膜厚を計測する。一般には各層ごとの測定は行わない。

○溶接ビードや艤製品等測定困難な個所は測定しない。

○測定値は管理範囲(規定値)であること。

○地上ブロック塗装を測定する場合は、メーカーの指示により硬化までの縮み代を見込んで地上で測定してもよい。

○測定時期は完工までの適当な時期でよい。

 

 

 

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