以下に計測法について示す。
(1.3.1)基準周囲温度の決定法
試験対象物から1〜2m 離れた個所で、対象物の床上高さのほぼ中央に温度計数個を配置する。配置時対象物又は他からの熱放射や通風の影響を受けない所を選ぶ。温度計を配置後温度を測定し、その平均値を基準周囲温度とする。
温度測定中に周囲温度が変化する場合は、1時間以下の等間隔で測定した記録から全試験中最後の 1/4の時における平均値を取る。水冷式では入口における冷却水の温度を基準周囲温度とする。
(1.3.2)温度の測定法
温度の測定法には次の3方法があるが、船内では一般に棒温度計による温度計法で実施する。
(a)温度計法
対象物の最高温度と認められる各部に、棒状温度計、抵抗温度計又は熱電対温度計等を取付け、試験中に測定する。
(b)抵抗法
巻線の温度 t2、(℃)は巻線の抵抗の変化に基づいて、算出する方法