ポンプに吸入され、燃料ヒータを経て主機本体の燃料噴射ポンプヘ送られる。また燃料供給ポンプを起動することによってエアーセパレータ→FO供給ポンプ→F0ヒータ→FO噴射ポンプ→エアーセパレータと燃料を循環させることになり、FOラインの暖管、暖機及び空気抜きなどの燃料プライミングを行うことができる。
図1.5.3に主機燃料油系統の例を示す。
1.5.5 圧縮空気系統
圧縮空気は空気圧縮機でつくられ、約30kg/cm2の圧力で空気槽(起動空気タンク)に貯えられる。
主機及びディーゼル発電機の起動空気管は、起動空気タンクから直接配管され、この30kg/cm2空気を使用する。
また制御用空気は、起動空気タンクから減圧弁で7〜8kg/cm2に減圧される方法と、専用の制御用空気圧縮機と制御用空気だめによる方法とがある。さらに制御用空気は、除湿器(デバイドレーク)、油気分離器(オイリーセパレータ)、フィルターなどで乾燥したきれいな空気とした後、各制御機器に送られる。
雑用空気は空気槽から7〜8 kg/cm2に減圧され各所に供給される。
図1.5.4に圧縮空気系統の例を示す。