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(1)管一品製作

(2)管水圧テスト(単品)

(3)酸洗から中和(管工作法参照)

(4)管取付(地上工事)

(5)油圧機器据付け

(6)機器との管合わせ

(7)同管の溶接、水圧テスト、酸洗処理

(8)同会わせ管を含め船内管の接続

(9)耐圧テスト(油圧ボンブにて)

(10)オイルフラッシング

(11)システム油張り込み


5.7.2 フラッシング


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(1)フラッシング準備(図5.13参照)

(a)油圧ラインをエアーブローして異物のないことを確認すること。

(b)油圧ボンブ及ぴウインチバイバスをとること。

(c)エアーにより圧力テストを行い、漏洩の有無を確認する。

(d)フラッシングポンプ付タンクの出口フイルターが清浄であることを確認する。(フィルターは200メッシュが一般に使用されるが、より高い清浄度を要求される場合はミクロンフィルター等を使用する)

(e)フラッシングボンブの戻り系統ストレーナを清掃する。

(f)フラッシングボンブと油圧管ラインを接続する。

(g)フラッシング油をフラッシングボンブ付タンクから油圧管内に充満させる。

(h)フラッシング油は常に新油を使用する。

(i)フラッシングボンブの選定には管内流速4m/sec以上のポンプとする。(各装置の管内流速より早い流速とすることが望ましい)


(2)フラッシング

(a)フラッシングボンブを運転し、各回路のフラッシングを行う。

(b)ハンマリングや窒素ブローを行い、フラッシング効果を上げる。

(c)フラッシング時間は、1系統12時間を標準とするが、フィルターに異物が付着する限り、フラッシングは中止してはならない。

(d)フラッシング検査は、200メッシュフィルターの異物付着状況のチェックによる。立会検査に合格することを要する。(判定にはこの他にNAS等級によるものがある。)





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