(3)上甲板下塗装工程を考慮し、早期確実な溶接を実施する。
5.4 ポンプ心当し要領
(1)ライナ調整
ライナ調整の際は、当りインクをライナ面に塗って当り具合をみて、平均に摺り合わせする。
(2)カップリングカバーを外し、継手チェーンを外す。
その際、部品を紛失しないように注意する。カップリングは、グリースが塗ってあるので、ウエスできれいに拭きとる。
(3)ダイヤルゲージ取付け
(a)ダイヤルゲージの固定台をモーター側カップリングに確実に固定する。
(b)ダイヤルゲージは精密器具なので取扱いには十分注意する。
(c)ゲージを静かにポンプ側カップリングに接触させる。
(4)心当し
(a)心の誤差を計測する。モーター側の軸を回転させ、上下左右の誤差を読み記録する。
(b)誤差が±8/100以下の場合、その状態でライナの摺合わせをしてボルトを締めつける。
(c)誤差が±8/100を超えた場合、ライナ部に金矢又はシャコ万を使用して台を±0以下になるまで調整する。