(a)所要空気量÷風速=断面積による方法。
風速はトランク各部について適当な数値を選んでこれを用いる。
(b)抵抗を計算し、摩擦損失が均等になるようにする方法。
通風トランクは、通風機と吸入口又は吐出口との間に、種々の障害物すなわち棚造部材、臓装部材があり、甲板間高さの関係もあって、直線的に短距離に敷設することが困難な場合が多い。しかし、急減な曲りや断面形状の変化などは、通風に大きな支障を来たす原因となるから、十分検討した上で設置しなければならない。
通風トランクの構造は、一般に0.8mm ~ 2.3mm 程度の亜鉛メッキ鋼板を溶接、鋲、折り曲げて、継手はフランジ継手にする。水密隔壁及ぴ水密甲板を貫通する個所には仕切弁を設ける。