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3.3 錨と錨鎖の決め方


3.3.1 艤装数


錨と錨鎖の数量、索の数量等を決めるために、艤装数を用いる。艤装数の算出等については、〔設〕〔心〕〔鋼〕等を参照のこと。

鋼船の艤装数(「設」123条)

鋼船構造規程による船の深さ(D)と幅(B)との和に、その長さ(L)を乗じた数、すなわちL×(B+D)で表わされる。これに船楼等の種類によって次のものを加算する。

(a)底船首楼又は底船尾楼をもっている場合は、

(その長さ)×(高さ)

(b)船首楼、船橋楼又は船尾楼をもっている場合は、

(船楼の長さ)×(高さ)× 3/4

(c)船の幅 1/2を超える長さ又は幅をもっている甲板室、そのれに類似の構造物をもっている場合は、

(その長さ)×(高さ)× 1/2

単位はmとする。



3.3.2 艤装数に対応する錨と錨鎖


船舶設備規程 125条によって、第4号表に定める数、錨量、長さ及び径以上の錨、錨鎖及び索を備えなければならない。また、細部の適用について詳述されているので〔設〕をよく理解すること。



3.4 練習問題 1. 錨と錨鎖の把持力について述べなさい。

2. 鋼船の艤装数の求め方について述べなさい。

3. 長さ×幅×深さが 43.3×8.1×4.2(m)、船楼の長さが12.Om高さ1.91m船首楼の長さが3.9m、高さが1.8mのときの艤装数を求めよ。





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