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通信教育造船科講座 船舶計算 学習指導書

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


 

に引っぱるような形となる。
そのため、船体の抵抗が増えたと同じような結果を与えることになり、また言いかえれば、スラストの一部を損失した結果となり、スラストが減少するとも考えられる。
そこで、このスラスト減少係数(t)の値は、プロペラの形状、船体の形状とくに船尾付近の線図の形状によって変わり、またプロペラと船体の相互位置(プロペラと船体との間隔)によっても変化する。
線図を設計する場合に船尾付近の形をよく検討して、なるべく装備されるプロペラに適した船尾形状とすることが特に必要なことがわかるはずである。
(注:プロペラと船体との関係図 テキストP.145、図3.3を参照のこと。)
(4)伴流 W(Wake)
前の項では、プロペラが船の後で作用するために、船体に如何なる影響を与えるかについて述べたが、この項ではプロペラの前に船があるために、プロペラの働きは如何なる影響を受けるかについて述べる。
水は空気に比べると、ずっと粘度(ねばり)を持っている。このねばりのために船が走ると船の周りの近いところの水は船に引っぱられて船と同じ方向に走る。この船を追いかけて進む流れのことを伴流(ウェーキ)という。
この伴流は、プロペラが装備されている船尾付近ではかなり大きな値となる。このために、船尾に装備されたプロペラでは、水とプロペラとの相対前進速度は、その船の速度そのものとはちがった値となる。
即ち、船の速さよりもおそい速度で、プロペラはその周りの水の中を進んで行くわけである。
例えば、10ノットの速さの船のその伴流が3ノットであるとすれば、プロペラの前進速度は7ノットとなる。
プロペラの設計にはこの前進速度が使われる。
船の速度と伴流速度との関係
これは下の式のようにあらわされる。

 

055-1.gif

 

この伴流の速度を船の速度で割った値を、伴流係数W(Wake Fraction)ウェーキ・フラクションといい、次の式であらわされる。

 

 

 

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