以上で、総合表のまとめ方が終わったが、次に、この総合表の各々の計算結果を排水量等曲線図に画くことになる。
1.6.11 排水量等曲線図(Hydrostatic curves)
この図表は、船の設計に使用するばかりでなく、船の運用に必要な図書である。
従って、船の運用上使用するのに便利なように表現しておくことが必要である。
作図の場合の注意事項としては、
(1)喫水は、型喫水でなくキール下面より測った喫水標示(Draft mark)に合わせた方がよい。(指導書P.53、図6.2参照のこと)
(2)浮心Bおよび浮面心Fは、船の中央Φに対して求めてあるから、図表に(この例では右側)基線から垂線を立てΦとし、左側を船尾として(+)の符号、右側を船首として(-)の符号を付ける。
(3)各曲線は、適当な尺度として1ケ所に集まらないようにする。
(4)各曲線には、その曲線の名称と縮尺(Scale)を付記する。
(5)各曲線の縮尺が異なる場合は数値目盛を付ける。
(6)次の各組は同じ縮尺とする。
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