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3.2 溶接棒(指導書P.39参照)
我が国で使用されている代表的な溶接棒は、イルミナイト系、ライムチタニア系、低水素系、鉄粉酸化鉄系の4種類である。D4311、高セルローズ系溶接棒は、欧米では盛んに使われており、機械的性質もイルミナイト系に比べて遜色ないが、この棒は、湿気に対して非常に敏感であるため、湿気の多い我が国では敬遠されている。D4313.D4324などのチタン系溶接棒は、スラグの流動性が良く、ビード外観も非常に美麗であるが、割れ感受性が強いため、種々の力が働く船体にはあまり使用されないが、使用されても手直し程度のみが普通である。

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