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1.1.2 溶接の短所
(1)割れの伝播性
発生した割れの伝播をくい止めることがむずかしいため、施行法が完全でないと重大な事故を引起こす可能性もありうる。
鋲継手の場合は、継手部で割れはストップするため童大事故になりにくい。
(2)収縮変形
局部的に大入熱が加えられるため、収縮や曲り変形を起こす。板の場合特にその傾向がひどく、その対策には各造船所とも善労している。
(3)内部応力
複雑な構造をした船体全体が、ガッチリ固められた状態で溶接部に局部的収縮が起こると、各部材が互いに引張り合って、内部応力が残留する。残留応力そのものとしては問題のない場合が多いが、局部的な集中残留応力とならないように分散させることが好ましい。

 

 

 

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