(2)フレッチング
裏金背面又は合せ面で金属の微振動により、微小な表面酸化、ハクリを繰り返し、フレッチング現象となる。接触部の下地金属は塑性変形をおこし、その結果保護酸化膜は延ばされたり、変形したり、傷ついたりして、金属はより酸素と結合しやすくなり、反応は一層進みやすくなる。もしすべりがあると小さな金属結合がつぎつぎと生成剪断されるので、新鮮な表面もつぎつぎと露出することになり、反応は一層促進する。

(3)電食
電気用機器の場合に、軸と軸受間の通電で起る。硬い側の軸も同様に浸食されるのが特徴となる。
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