(2)プロペラ軸テーパ部の清掃
清掃後テーパ部に油を塗ってはならない。
(2)ゴムパッキンの取付
海水が侵入し、クロスマークが発生して折損事故につながるおそれがあるので、取付には十分注意する。
(4)プロペラの取付け
プロペラ軸のキーを上側にすると作業しやすい。
(5)ナットの取付け
(イ)ナットを1/3〜1/2ねじ込む。
(ロ)プロペラを前方へ押す。
・小型の場合は手で直接押す。
・大型の場合はナットとプロペラボスの間に襖状のものを押しこむかテコを用いて押しこむ。
尚、最近油圧ジャッキとダイヤルゲージを使用した押込方法が普及してきた。この方法はプロペラ軸損傷例のうちでも特に起りがちなプロペラ取付テーパ部のフレッティングコロージョン(微動腐食)やキーミゾの亀裂の危険を解消するため、所定の計算式によって押込量を計算し、工事に当たっては押込過程における押込量と荷重の関係を確認しつつ行い、テーパ部の肌付きの状態(押込量O)を材料力学的な見地から決定すると共に押込み途中の異常をこれによって判断する。油圧ジャッキ取付けの一例を以下に示す。(7・3図)

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