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出典:Denmark's Energy Future 1995.

図1-3.大気中の二酸化炭素濃度を最終的に450ppmvで安定化させる場合の一人あたりの二酸化炭素排出量モデル

(2)生態系とは何か
地球環境は、ひとつの生態系のまとまりとして捉えることができる。大気・水・土が、太陽エネルギーを受けて、そこに生きる生物による物質とエネルギーの循環によって成り立っている一つの大きな生命系である。
生態系は、以下のような特徴とシステムで成り立っている。
1)太陽系では唯一地球に存在する豊かな水の恵みを物質循環の運搬役として、一体となったつながりのある生命系を形成している。
2)過去の生命活動の分解物質の貯蔵場である大地の表土資源が、植物による基礎生産を支えている。
3)太陽エネルギーによって、地球上の大部分の植物が同化作用を行うことが、すべての生物を育む有機物質生産の基礎を成している。
4)人間やすべての動物を含む従属栄養生物は、自らを形作る主要物質である有機物を自力で作り出すことはできず、植物生産に頼って有機物を直接または間接に摂取して必要に応じ化学変化を起こすことによって、生命活動を営んでいる。しかし動物の種によって食物は異なり、植物だけを直接食べる一次消費者(例:ミジンコ、ハムシ、バッタ、マイマイ、アユ、ウサギ)、一次消費者やその他の微小動物、または小型動物と植物の両方を摂る二次消費者(カマキリ、テントウムシ、ミミズ、フナ、カエル、トカゲ、ネズミ)、二次消費者やさまざまな食性段階の中・小型動物を食べる三次消費者(ハゼ、モズ、イタ

 

 

 

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