ウィスコンシン州では、1994年に改訂した「A Guide to P1anning Curricurum in Environmental Education」の中で環境教育の行動のひとつに「市民行動の経験」を大きく掲げると共に、ベオグラード憲章やトビリシ宣言を踏まえ、自然への感性の育成からはじまり市民行動の技能育成など、体系立ったカリキュラムを各学校区、あるいは学校の教員に対する指導資料としている。また、環境教育の効果的な推進に向けても力を注いでおり、学校と環境NGOの連携が日本でも求められている中で、州立環境教育センターでは数多くある環境NGOの環境教育教材を「学年別・教科別環境教育教材整理対照表」として各学校の教員に紹介し、環境教育を進めていく上で重要となる環境NGOとの連携を促進させている。