

水辺の植物群落を探る?荒川中・下流域における河畔植生の組成・構造とその環境要因?
3. 解析方法
河畔林の種組成の特徴を調べるために、木本層と林床草本層のそれぞれで種組成による群落分類を行った。群落分類は幼齢林の2プロットを除く20プロットで行った。
木本層の種組成による群落分類には胸高直径から算出した胸高断面積(Basal Area)を各プロットで種毎に相対値化した相対胸高断面積(Relative Basal Area)を相対優占度を用いてTW1NSPAN法(調査・解析方法を参照)によって行った。また同時に群落間の種組成がどのように変化するのか、およびその環境要因を調べるためには間接傾度分析をDCA法(調査・解析法参照)により行った。
草本層の種組成による群落分類には各プロットにおける種毎の体積近似値(最大高×被度)から相対優占度を求め、この値からプロット間の類似度を算出した。プロット間の類似度から、群平均法を用いてデンドログラムを作成し分類した。木本層での群落分類と草本層での群落分類との組み合わせによって最終的にプロットを分類した。
各プロットの優占種は、相対胸高断面積を用いて優占構成種法(Ohsawa 1984)にしたがって算出し、決定した。
各群落タイプ間の群落属性や環境条件を比較する際には、分散分析およびポストホックテストとしてFisherのPLSD法を用いて統計解析を行った。
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集計期間:成果物公開〜現在 更新日:
2022年6月25日 |
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