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近畿の貨物車交通量は大阪府と兵庫県で特に多いが、なかでも大阪市と神戸市の間(いわゆる阪神間)における交通量が多い。阪神間の自動車交通に対応するため、国道2号、国道43号、阪神高速道路神戸線、同湾岸線といった高規格道路が整備されているが、貨物車の利用が多い国道43号と阪神高速道路神戸線では混雑度(道路容量に対する自動車交通量の割合)は1.0以上になっていると推定される。

阪神高速神戸線の芦屋市内における24時間交通量は10万台を越えており、平成2年度調査では混雑度1.26となっている。阪神高速神戸線に次いで交通量の多い国道43号でも芦屋市内の24時間交通量が8万台を越えており、混雑度も1.18と高い。このように、阪神間では国道及び高速道路の整備は進んでいるものの、利用度の高い阪神高速神戸線と国道43号では渋滞が発生している。

表3−9 阪神間の主要道路の自動車交通量等

道路名 地点名 24時間交通量(台) 混雑度

(平成2年度)

大型車導入率(%) 伸び率
平成6年
--------
平成2年
平成2年度 平成6年度 平成2年度 平成6年度
阪神高速神戸線 尼崎市内

芦屋市内

神戸市内

86,621

118,165

92,391

78,232

101,929

96,100

0.90

1.26

1.09

24.5

27.9

27.0

21.0

28.4

36.1

0.9

0.9

1.0

国道43号 尼崎市内

芦屋市内

86,337

73,422

87,900

84,004

0.97

1.18

31.4

33.1

31.2

29.9

1.0

1.1

阪神高速湾岸線 尼崎市内

西宮市内

芦屋市内

-

-

-

-

-

28,347

-

-

-

-

-

-

 

-

-

41.9

-

-

-

国道2号 尼崎市内

神戸市内(東灘区)

33,716

34,280

34,421

33,023

0.88

0.84

12.3

9.4

13.4

9.1

1.0

1.0

名神高速 豊中〜尼崎間

尼崎〜西宮間

56,130

48,767

66,859

54,484

1.02

0.70

33.6

33.0

35.5

33.3

1.2

1.1

国道171号 伊丹市内 51,320 50,877 1.49 16.8 17.5 1.0
(注)平成6年度報告書には混雑度の記載なし
出典「全国道路交通情勢調査」

 

 

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