川野/どうも皆様ありがとうございました。時間になりましたのでこれで終了させて頂きます。
続きまして閉会セレモニーを行います。閉会のことばを副実行委員長全難聴副理事長山口武彦が申します。
山口/「高齢化社会における聞こえの保障と健康 シンポジウム」をほ鯖十画に沿って成功裡に終了することが出来ました。会議を成功に導いて頂いた多くの関係者の皆さまに心よりお礼申し上げます。阪神大震災で被った未曾有の被害に負けずに、地元兵庫県の皆さまが復興を目指して頑張っておられること、そして今日のシンポジウムにも率先して参加頂いたことに敬意を表します。私たちは阪神大震災の厳しい体験の中で聴覚障害者の情報保障の大切さや、福祉制度のもろさ、近代社会の持つさまざまな弱点を知りました。この体験を個々のレベルに留めるのではなく、社会的な合意に高めていく必要を感じます。今回のシンポジウムでは、宝塚市長を初め、專門的で貴重な講演を頂き、多面的な知識を学ぶことが出来ました。このシンポを活かすのは私たちのこれからの課題と思います。皆さん、ご存じと思いますけれども、障害を持ったアメリカ人法はすぐれた内容を含んでいました。この法律を作ったのは、アメリカの障害者の方が中心になって作業をされたわけです。日本の場合には、まちづくりの中に難聴者自身が専門的な知識を活かして作っていくという形にはまだなっていませんけれども、本当によいまちづくりをするためには、難聴者自身が色々な情報を発信し、自分の立場を要求していく必要が更にはっきりしたと思います。昨日の宝塚市の市長さんがおっしゃってましたように、「宝塚市から耳マークを世界に発信しよう。」これは私たちの問題を、このシンポの内容を、日本中には勿論のこと、世界に向かって発信しましょうという、励ましの言葉だったと思います。今日の時点で阪神大震災の経験をふまえて高齢社会を学ぶことは、大変実践的で貴重と思います。今日のシンポジウムは今後の福祉の前進に、日常の活動に、また高齢者の質の高い生活実現に役立つことを願いまして、ご挨拶とさせて頂きます。長い時間、有難うございました。
西井/これを持ちまして、昨日、今日2日間にわたりましたシンポジウムのプログラムをすべて終了いたします。皆様、長い時間最後までお疲れ様でございました。どうもありがとうございました。
日ごとに寒さに向かいます折り、どうぞお体ご自愛頂きお健やかにお過ごし下さいますようお祈りいたします。またお目にかかれます日を楽しみにしております。どうぞお気をつけてお帰り下さいませ。有り難うございました。要約筆記、手話通訳、実行委員、協力委員の皆さん、ご協力ありがとうございました。
それでは皆様、ご機嫌よう、さようなら。