力頂きました関係の方々に感謝申し上げますとともに、全国難聴者・中途失聴者団体連合会の益々のご発展とご参会の皆様方のご健勝、ご多幸をお祈りしましてお祝いの言葉といたします。
平成8年11月16日
兵庫県知事貝原俊民
本日はどうもおめでとうございます。
川野/ありがとうございました。
続きまして、宝塚市長正司泰一郎様、宝塚市長様にはご祝辞を頂戴するのが本意ですが、開会式に続いて特別講演をしていただきますのでご紹介のみとさせていただきます。
続きまして、兵庫県身体障害者福祉協会理事長民輪芳昭様に、ご祝辞を頂戴いたします。
民輪/皆さん今日は、ただ今ご紹介頂きました財団法人兵庫県身体障害者福祉協会の理事長を務めております民輪でございます。本日、この「芸術のまち」宝塚市において、社団法人全国難聴者・中途失聴者団体連合会の主催により、全国各地か
ら多くの皆さんが一堂に会して「高齢社会における聞こえの保障と健康」についてのシンポジウムが開催され、聴覚障害者の福祉の向上に取り組まれています。その熱意とご努力に対して深く敬意を表する次第であります。
既にご承知のとおり「国連・障害者の10年」を契機といたしまして、ノーマライゼーションの実現、即ち「全ての人が地域で安心して快適に暮らすことができる環境づくり」が、社会全体の責任であるとの認識が広まりつつあります。
国におきましても、昨年12月に「ノーマライゼーション7カ年戦略」として「福祉ブラン」が策定され、具体的な施策目標が提示されたところであります。しかし一方では、高齢化社会の進展と同時に障害の重度化・複雑化が顕著となり、また経済界におきましても、バブルの崩壌後長らく景気が低迷し、現在やや明るさが見え、立ち直りの兆しがあるものの本格的な回復に至らず、依然として雇用問題が大きな課題となっております。
兵庫県身体障書者福祉協会といたしましては、いろんな問題があるものの組織をよ
り強固なものといたしまして、障害者福祉の向上に鋭意取り組んでまいりたいと考えております。その中で、聴覚障害者の方々の永年の要望事項と甲しますか懸案事項であります「聴覚障害者情報提供施設」の設置問題につきましては、県の主管課に対し聴覚障害者関係の役員の方々と共に、早期建設を強く申し入れる一方、県議会の自民党議員団に対してましても毎年陳情を続けております。またそれと併行して他県の先進地における「聴覚障害者情報提供施設」の調査、研究も実施し、早期建設に努めているところであります。どうか今回のシンポジウムのテーマであります「高齢社会における聞こえの保障と健康」について、ご参加の皆さん方の幅広い討議により有意義
な大会となりますよう期待するものであります。
最後になりましたが、全国難聴者・中途失聴者団体連合会の益々のご発展と、ご参加の皆さん方のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、甚だ簡単ではございますが、私のご挨拶とさせて頂きます。
どうもありがとうございました。
川野/ありがとうございました。
ご来賓の皆様方すべてにごあいさつを頂くのが本意ではございますが、時間の関係もあり、失礼ですがご紹介をさせていただきます。
・宝塚市社会福祉協議会事務局長大槻哲郎様
・宝塚市健康福祉部部長福本芳博様
・宝塚市健康福祉部副課長高見友一郎様
・新光会事務局長小神子哲雄様
・全国要約筆記問題研究会会長細溝良和様
・全国補聴器販売店協会会長宮永好章様
・日本フィリップス(株)補聴器部長池山和憲様
川野/ありがとうございました。