
5.6開発された波浪予測モデルの課題
本研究で開発された沿岸域の波浪予測モデルの課題としては以下のものが挙げられる。
?沿岸域や港湾域の波浪予測モデルとして、3日先までについてはよい精度を保っているが、4日先以降についてはやや予測精度が落ちる。
?波高については比較的よい精度であるが、周期、風速については予測精度がまだ十分とは言えない。この原因として、風速については現地の局地性が犬きな要因として存在することが考えられ、局地性を考慮したより詳細な風予測モデルを検討することによりさらに精度が向上すると思われる。
周期については、4日先以降でやや精度が落ちるが、実測値との検証結果から補正することによりよい精度が維持できる。
?実測波浪による予測修正モデルは、現在から6時間程度先までについて予測精度をさらに向上させる効果があることがわかった。
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