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9. まとめ

今年度は、平成7年度に検討した新コンテナターミナルについて、新たに実用化のための自動立体格納倉庫内天井クレーンの特殊吊具模型の試験を実施した。また、作動シミュレーションを実施を繰り返し、最終的なターミナルレイアウトを完成させた、得られた最終的なターミナルでは本研究当初の取扱目標を超える約2.5倍の能力が達成でき、また経済性についてもコンテナ1個当たりの運営費が約35%ダウン出来るとの結果となり、大きな成果を得ることができた。また、未来型コンテナターミナルの計画についても、かなり実現可能なレイアウトをイメージ出来たと思っている。
今後、本研究の成果を生かし自動立体格納方式のコンテナターミナルが早期に実現すること、そして、その結果我が国のコンテナ港湾がアジア地域において将来的にも重要な位置づけを維持し続けることに本研究が貢献することを心から祈りたい。
最後になりましたが、3年間の長きにわたり、この研究の遂行に当たり終始熱心にご指導頂きました高橋委員長をはじめとする各委員の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

 

 

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