
2. 研究の概要
本研究対象の「コンテナ自動立体格納装置」は、船舶から荷揚げされたコンテナを識別し、所定の格納位置まで立体的に移動・保管し、陸上輸送用のコンテナシャーシの到着に合わせ、格納位置から積み込み場所までのコンテナの移動、積み込みまでの一連の作業を全て自動的に高速で効率的、経済的に行うものである、これはコンテナを格納装置から船舶に積み込む場合も同様である、
平成7年度に実施した概念検討の結果を踏まえ、取扱能力を従来方式の約2倍にする等の目標を設定して具体的設計条件の検討を行い、各装置の開発設計を実施した。また、技術課題のキーポイントとなる装置の模型実験を実施し機能の検証を行った。さらに、平成6年度〜8年度で実施した現行規制等を前提として検討した船舶用コンテナ自動立体格納装置を有するコンテナターミナル(以降「新コンテナターミナル」と表記する)についての作動シミュレーションを改良を加えながら、平成6年度及び7年度に検討したコンテナ自動立体格納装置を有するターミナルと処理能力、機能等の比較検討を行った、未来型コンテナターミナルについてはそのレイアウト及び運用方法を計画し、新コンテナターミナルとの比較、検討を実施した。また、内外の新技術を調査するために海外調査も合わせて行った。
本研究は次表に示す流れに従い実施した。
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