2)事例報告 ◆テーマ 「TDM施策とバス交通の活性化について」 ◆報告者 金沢市長 山出保 ◆報告概要 (1)金沢市の概況について<スライド> ?@地理的位置 ?A人口分布:○市域の南部および北部を中心とした外縁部に集積 ○現在の人口は約45万人 ○生活圏人口は約60万人 ?BD.I.D.面積:昭和55年の2.5千haが平成2年には5.2haと10年間で2倍に拡大 ?C業務機能:○香林坊周辺に集積 ○朝夕マイカーが集中し混雑 →道路の体系的な整備が急務 →放射線状幹線よりも環状ルートの整備が必要 ・内環状道路、中環状道路、外回り環状道路の整備を推進 ・道路の整備だけでは交通渋滞を解消することが難しい ?D道路交通:自動車保有台数は昭和59年が179千台、平成6年が269千台で10年間で約1.5倍に増加 ?E交通量:○昭和60年から平成2年までの5年間に自動車交通量は約25%増加 ○1日当り100万TP以上(昭和60年の推計による平成12年の予測値に到達) ○PT調査によると、自動車分担率が全目的で昭和59年が43.9%、平成7年には59.4%と15.5ポイント増加 (2)TDM施策の導入背景とその概要 ?@道路整備のみにより渋滞を緩和していくことが困難なため、TDM施策を導入 ?ATDM施策は、限られた道路空間をより有効に活用するための手法であり、3本の柱に分類できる。 ●交通手段の工夫:パークアンドライド、快速バス、マイカー抑制、自転車利用の促進策等 ●道路空間利用の工夫:リバーシブルレーン、バスレーン、渋滞情報等の提供等 ●通勤時間の工夫:時差出勤やフレックスタイムの導入等 (3)金沢市におけるTDM施策の概要 ●昭和46年にバス専用レーンを導入 ・バス、タクシーおよび4人以上の相乗り車が走行できる) ・現在、総延長21?qを朝夕の通勤・帰宅時間帯に設置 ●観光期のパークアンドバスライトシステムの導入 ・金沢市への年間観光入込客数は約600万人 ・とくにGW期間にマイカー利用の来訪者が1日当り約25千台流入 ・兼六園等の周辺ではマイカーに起因した渋滞が発生しI.C.から兼六園まで2時間以上要するケースも →対応としてインターチェンジ付近に臨時の駐車場を設け、自動車からバスに乗換え兼六園までシャトルバス(すいすい号という愛称)を5分間隔で試行実験
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