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2. 関門海峡(早靹瀬戸)の航行について

 

(7)概要
早靹瀬戸の地形を図2−1に示す。
早靹瀬戸は関門海峡の東口に位置し、関門港の港域内で、港別法により関門航路が定められている。最狭部の幅は約500mである。

 

262-1.gif

 

図2−1早靹瀬戸水路図(海上保安庁書誌第103号)

 

(8)潮流
関門海峡の潮流を図2−2に示す。
早靹瀬戸においては、壇之浦(下関)のほぼ高潮時に西流西強、ほぼ低潮時に東流最強となり、潮流予報点(門司埼灯台から316°00m)では大潮期平均西流5.3ノット、東流6.4ノットであるが、最大流速西流6.5ノット、東流8.5ノットになる。なお、瀬戸で流速の最強となる場所は関門橋の下流側で、最大流速は潮流予報点の1.3倍(西流)、1.1倍(東流)に達する。

 

 

 

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