日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 産業 > 運輸.交通 > 成果物情報

輻輳海域における海上交通安全制度についての調査研究 中間報告書

 事業名 輻輳海域における海上安全制度についての調査研究
 団体名 日本海難防止協会 注目度注目度5


 

・上記3つの要素に当て舵量を加え、この4つの要素に重み付けを行い、積算した値をE値として定義する。重み付けの方法を自動制御(オートパイロット)の考え方にしたがって表現すれば、E値は、目標値からの誤差を表す評価関数と考えることができる。
.上記E値に、自船の速力、また潮流等の外力の大きさによるある係数Hを乗じた値をE*とすると、同E*は、操船者の要素を考慮した操船困難度を表す指標値となる。

 

以下、操船困難度を表すE*の概要を記す。

 

操船と言う船体運動の制御が針路、位置および回頭角速度を制御することによって達成されることに注目し、この3つの要素を用い、自動制御と同様な重み付けをした目標値からの誤差を表現する評価関数を考える、具体的には、(4)式で表されるものである。

 

062-1.gif

 

(4)式における各項は、左からそれぞれ回頭角速度、方位偏差、横偏差、当て舵角に関する項である。
また、操船者の要素を考慮した困難度評価をE*とすると、(4)式で算出されるE値ととE*値との間は、次の(5)式で表現できることが既存の研究等により明らかとなっている。

 

062-2.gif

 

ここでHは潮流速、船速比の関数であり(6)式で表現される。係数k、pはシミュレータ実験で求められ、O.7、1.5を各々用いることが適当であるとされている。

 

062-3.gif

 

なお、同式算出に用いた潮流速度は来島海峡中水道最狭部の潮流速度である。
このように表現される潮流等を考慮した操船困難度を表すE*(=E・H)を評価指標として用いると、たとえば、来島海峡を転流時に航行するとE・H=20であった船舶が、流速2.Om/sec時には、E・H=30などと表現することが可能となるものである。
同指標値を用いた船舶航行の安全性評価に関する検討事例について、添付資料にその概要を記す。

 

* シミュレータ実験により操船者の主観的操船困難度評価Rを求めることにより、R=f(E*)の関係を把握することができ、最終的には総合的な航行困難度を評価することができると考えられる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
665位
(34,938成果物中)

成果物アクセス数
16,603

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2022年8月13日

関連する他の成果物

1.「輻輳海域における海上安全制度についての調査研究」の報告書
2.沿岸域環境保全リスク情報マップ整備の促進調査研究報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から