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はじめに

 

財団法人体育科学センターでは、現在3つの専門委員会を設けてプロジェクト研究を進めているが、平成7年度に各委員の行った研究の報告等をまとめて、ここに「発育と加齢の科学1997、体育科学第25巻」を刊行する運びとなった。

1. 第25巻の内容

第25巻の編集は従来とほぼ同様の方針に従って行った。すなわち、各プロジェクトの専門委員から提出された平成7年度の研究成果をまとめた論文を、編集委員が分担して査読し、必要があれば執筆者に加筆、訂正を求めた。
それぞれの専門委員会の研究内容の概要は以下のごとくである。

 

運動処方専門委員会:学校スポーツ活動への体育科学的接近
小・中学校における体育教材の科学的分析を、
1. 児童および生徒の運動処方に関する研究調査
2. 体育授業の生理学的分析とカリキュラム作成に関する研究調査の2テーマを中心に研究を行った。

 

調整力専門委員会:姿勢・歩行調整能の発育と退行
発育期にある幼児、児童に加えて、高齢者の調整力をとりあげ、
1. 幼児および児童の運動生理学的特徴に関する研究調査
2. 幼児および児童の健康法に関する研究調査
3. 高齢者の調整力に関する研究調査の3テーマを中心に研究を行った。

 

体力調査専門委員会:中高年者の健康指標としての体力中高齢者の体力を主としてとりあげ、
1. 中高年齢者の生き甲斐を促す「活動的生活スタイル」に関する研究調査
2. 日常的運動が老化過程(エイジング)に与える影響についての研究調査の2テーマを中心に研究を行った。

2. 広報活動

平成8年度の公開講演会は、調整力専門委員会が担当して、高齢者のスポーツ、健康・体力をテーマに取り上げ、下記の要領で実施された。

日時 平成8年7月12日(金曜日)
場所 国立教育会館会議室

 

 

 

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