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(6)環境影響への配慮

<自然環境の保全と育成>

・ 当計画地区の整備の前提は、嘉陽集落の再生・活性化、ビーチの保全、水田の再生 であり・やんばるの自然と密接に関わってきた土地を復活させることが基本である。

・ したがって、施設整備にあたっては、休耕地部分の活用による部分的な切土や 盛土、整地造成が主であり、大規模な開発は施さないものとする。

・ むしろ、水田の再生や、トンボ公園的な湿生植物、水生生物のビオトープづくり であり、河川や周辺の山林地を含めた全体の自然環境の育成を視野に入れた計画とする。

・ 海岸沿いの潮害防備林は、利用調整を図りながら、現在、駐車スペースとして 利用されている疎林地部分等を活用していくものとする。

・ 当計画地区は、美しいサンゴ礁の海に面しており、水質保全は重要な課題である。 発生する生活汚水はすべて合併処理による二次処理を基本とするが、処理水を放流するのではなく、地中浸透・蒸発散などの自然処理による三次的な処理を施す方式も検討する。

<環境への配慮>

・ 当計画地の魅力は、エメラルドグリーンの太平洋を臨む白砂の明るいビーチ、 モクマオウの防潮林・アダン、赤瓦しっくい屋根の伝統的民家がところどころに残る 集落、低地に広がる水田・河川と緑深い照葉樹の山林からなるやんばるの典型的な 集落風景そのものである。施設整備にあたっては、こうした集落景観づくりといった 視点にたって、各施設計画・配置・景観・修景計画などに配慮していくものとする。

・ オートビレッジ計画にあたっては、道路サインやさまざまな標識、施設案内も 必要となる。当計画では、嘉陽集落を含めた中核的施設群として一体となるサイン計画 などが基本となるが、名護市全域がオートビレッジであることが前提であり、 中核的施設群にとどまらず、市全体での景観・修景計画に基づいたサインネットワーク も必要になる。

<植栽計画への配慮>

・ 新たな植栽樹種は、地域の潜在植生を生かしたものを基本とし、明るい集落景観 の演出、亜熱帯の島をいつでも満喫できる植栽計画が必要である。また、集落内の フクギの屋敷林・防潮林のモクマオウ林・アダンなども当地区の独特な景観要素の 一つであり、これらの保全・育成を図っていくことも重要である。

  

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