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北の川平湾は、風光明媚で知られ、南には同岳に源を発する宮良川が谷を刻みつつ 南流している。島の周囲、とくに見アミノ太平洋はサンゴ礁が発達しているため、 石垣港に入る船はすべて来たの東シナ海側から出入りしている。

・ 西表島は、八重山諸島中最大の島で、第三紀の砂岩で覆われ、古見岳(470m)・ デドウ岳(442m)・御座岳(322m)などの山地が重畳し、面積の97%が 亜熱帯原生林で覆われている。これらの山を仲間川・浦内川・仲良川などが 深い峡谷を刻みながら流れ、河岸にヒルギ林の景観が続き、天然記念物指定の 植物群落が多く、西表国立公園に指定されている。西海岸は沈水リアス式海岸をなして、 船浮・仲良の良港をつくっている。

気象

・ 沖縄県は亜熱帯性気候に属し、年平均気温は、22.4℃と温暖で、 年平均降水量は2,037mmであり、全国でも比較的雨量の多い地域になっている。 降雪はなく、わづかに霰が降る程度である。また、四面海に囲まれているので 海洋性気候の特徴ももっている。最寒期の2月でも15.7℃と温暖で、 最暖期の8月でも海風に和らげられて29.0℃と本土に比べて寒暖の差がない。

・ 半年間も吹き続ける北東季節風が、南東季節風にかわる春から夏にかけては 天気の変化が激しく、4月から急に暑くなり、5〜6月の梅雨を過ぎて 南東季節風の吹き出しとともに本格的な夏となる。

・ 沖縄県の7〜10月の4か月は台風シーズンで、”台風銀座”といわれるほど台風が多い。 赤瓦を白い漆喰でとめ、家の周囲に石垣を築き、福木やガジュマルを植えるのも、 この台風の対策であり、同時に沖縄独特の景観となっている。

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