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 2. 自然条件等

・ 沖縄県は、現代に至る歴史とその地理的位置によって、他の都道府県と際立った違いをみせる県である。 中世から近世にかけて琉球王朝が支配し、中国・東南アジアの影響を受け独自の文化を発展させた。今次大戦では、国内で唯一日米両軍の激戦地の舞台となった県であり、戦後27年間、米軍の統治下におかれた。

・ 昭和47年5月15日に本土復帰が実現したが、その後も米軍施設はそのまま引き継がれ、 米軍基地施設面積は、全国で第一位で、県土の10.7%を占める244.47km2である。(平成7年3月31日)

地勢

・ 沖縄県は、我が国の最南西端に位置し、九州南端から台湾に至る1,300km2の海上に飛石上に連なる南西諸島の北緯27°以南、琉球列島と尖閣諸島、太平洋上の大東諸島からなる。県域は、北緯24〜27°東経122〜131°、東西1,000km 南北400kmにおよんでいる。また、無人島110を含み、洋上に点在する160の島々(0.01km2以上)から成り(平成2年国勢調査時点)、県土総面積は、2,265.42km2であり、香川、大阪、東京に次いで4番目に小さい。(企画開発部土地対策課/平成5年10月現在)

・ 琉球列島を大きく区分すると沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島に大別され、最も大きな島は沖縄本島で、県土面積の53%を占める。次に西表島、石垣島、宮古島の順となっており、この4島で県土総面積の約8割を占めている。

・ 沖縄本島は狭長な島で、長さ135km、幅の最も広いところで28km、最も狭いところは石川市と西海岸の仲泊を結ぶ地峡で、4kmである。この地峡の北部が国頭地方で、300〜500mの国頭山地と呼ばれる老年期の山地で覆われている。この山地に島内の最高峰与那覇岳(498m)がある。山地の東と西側に海岸段丘が発達し、段丘を覆う赤色の洪積土は酸性が強い。西海岸は変化と景観に富み、沖縄海岸国定公園に指定されている。本部半島は、嘉津宇岳・八重岳を中心とする地塊山地で、本部町の伊豆味を中心に高い台地一面がパイン畑となっている。半島の先端備瀬崎一帯は景観に優れ、昭和50年沖縄国際海洋博覧会の会場となった。本島中・南部は中頭・島尻地方とよばれ、中央部に見られる第三紀層、大部分を占める3段の隆起サンゴ礁からなる。川が少なく、基盤の第三紀層とサンゴ礁の間から湧出する泉が、飲料水・かんがい用水となっている。この地帯に県都那覇市を始め、沖縄市・浦添市・石川市・具志川市などの都市がある。

・ 宮古島は、沖縄本島の中南部と同様の隆起サンゴ礁からなるはぼ三角形をなす島で、台地性の平坦な島である。水に恵まれず、古い集落は海岸近くの泉のある所に多い。

・ 石垣島は、八重山諸島の主島で、花崗岩・安山岩・古生層・新期石灰岩・礫層からなり、非常に複雑な地質構造をもつ。県の最高峰於茂登岳(525m)があり、北東にホウラ岳・野底岳・久宇良岳と続いて、平久保半島の先端におよんでいる。於茂登岳の

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