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? 管理運営計画

1 管理運営組織

 

(1)管理運営組織
・オートビレッジ(中核的施設群)の管理運営組織については、以下の4つの形態が想定される。
○地方公共団体の直営
○地方公営企業
○地方公社(第3セクター等)
○純民間企業の誘致
・このうち、中核的施設群の採算性をより高めるという点では、純民間企業や地方公共団体によることが考えられる。ただし現状では、オートキャンプに対するマーケットが未成熟な点や収益性が低い点があり、純民間の運営は困難が予想される。
・このような点から、一般的には地方公社による運営が望ましく、本地区の場合、施設整備は地方公共団体が行い、管理運営は地方公共団体の直営又は地方公営企業、地方公社による運営が考えられる。

 

(2) 管理者
・オートビレッジ(中核的施設群)では野外活動が大きなウェイトを占めることとなるため、管理者は野外活動などの経験者を充てることが必要である。
・オートビレッジ(中核的施設群)の総括責任者として、チーフマネージャーをおくことが必要である。チーフマネージャーは、野外活動の経験に加え、野外活動の理論を学び、さらに経営面の知識経験があることが最低限の資質として要求される。
・管理者の養成という面では、(社)日本オートキャンプ協会が研修会を開催し、一定の講座の受講をもって認定書などを発行し、社会的にも認知されたものがあるのでそれを積極的に活用して行くことが考えられる。

 

(3) 従業員
・従業員の採用については、オートビレッジが地域の社会との密接な関係を目指す点を考慮すると、地元採用が中心となるべきである。
・従業員教育については、第一にサービス業としての自覚を促すことを念頭に置くことが必要であり、その養成については他の公的観光レクリエーション施設や将来的には先行して整備されたオートビレッジ等における実施研修や管理者の養成と同様な外部研修システムを導入することが考えられる。
・利用者の集中するシーズンには、臨時雇用による従業員確保が必要となるが、それら従業員も地元採用するのが望ましい。この場合も事前に従業員としての心得を充分に理解してもらう必要がある。

 

 

 

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