
(6) 環境、景観への配慮 ・中核的施設群および関連施設の整備に伴い、予想される周辺環境への影響とそれらに対する配慮のポイントを次に示す。 ? 自然環境の保全、修復 ・前述したとおり、本中核的施設群計画地の一部は保安林(飛砂防備保安林、防風保安林)に指定され、周辺地域を海岸の砂や強風等から守る機能を持っている。 ・本計画では松林・雑木林をある程度伐採したり、保安林指定がなされている部分を調整または解除することを検討しているものの、全体的にはその機能が保たれるように、施設の海側に50m程度の保安林帯を(一部防砂機能を持つ木柵遊具にて代行する箇所あり)、能登有料道路側に10〜20m程度の緑地帯を各所で設けるものとする。また、施設整備にあたりある程度、造成等が予想されるが、計画地持つの地形をなるべく、活かしながら建物、サイトを配置し、造成を少なくすることに努める。加えて一部、樹木等を伐採した部分については、風景との調和に配慮しながら修復、新たに植栽をし、自然環境の保全や景観に配慮する。 ? 水質の保全、修復 ・本計画地内で発生する汚水、雑排水、雨水については、充分に処理、浄化し、周辺の水質及び環境の悪化につながらないよう特に配慮する。特に、汚水、雑排水については、計画地内に合併浄化槽を設置し、充分に処理、浄化した後、放流するものとする。 ? 景観への配盧 ・本中核的施設群計画地および関連地は、能登有料道路と海岸にはさまれる形になっており、あまり目立つ場所とはなっていない。(能登有料道路から見える程度)また、計画地の能登有料道路側に緑地帯を設け、浜側にも保安林を残し、緑地が囲い込む、海の景観と調和のとれた美しい景観を作り出すように計画する。
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