
4 観光資源・施設、観光利用状況
(1) 観光資源・施設 ・石川県は、変化に富んだ海岸、山岳、湖沼や温泉などの自然資源と有史以来永々と続く神社、仏閣、史跡、街並みなどの人文資源にめぐまれている。本県の観光エリアは自然資源の分布特性さらには幹線道路などの基幹交通網の状況から、能登、金沢、白山、加賀の4地域に区分けされている。 ・自然資源として、日本三名山のひとつに数えられる白山を頂点とする白山連峰、県内最大の河川、手取川を擁する金沢平野、日本海最大の半島、能登半島などがあり、極めて変化に富んだ地形を有している。海、山、川の幸にも恵まれていることから、多くの郷土料理、特産物が生まれている。 ・人文資源は、兼六園に代表される加賀百万石の古都である金沢地域、山代・片山津・山中などの温泉郷で知られる加賀地域において特に集積しており、こうした資源を利用した美術館、博物館、各種資料館などの文化施設も多い。一方、能登地域や白山地域においては、輪島の朝市などに代表される生活習慣や風俗を対象とした資源が多く分布している。近年これらの地域においても公的観光レクリエーション施設を中心に整備が進んでいる。また、九谷焼、輪島塗、山中漆器、加賀友禅、金沢箔などに代表される伝統工芸や祭なども豊富である。 ・この他、白山地域には、白山一里野を中心とするスキー場、能登地域には海岸線に沿って海水浴場が多数、分布している。 ・県内には自然公園が7ヵ所あり、国立公園1ヵ所、国定公園2ヵ所、県立自然公園4ヵ所となっている。
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