
FRP廃船の処理体制に関する調査研究
報告書 はじめに
FRP製プレジャーボートの廃船処理に関しましては、本文に述べるような幾多の問題があります。本協会では、平成4年度から6年度にかけてFRP廃船処理実用化技術の開発研究を実施し、無公害、リサイクル式の処理装置を完成されたところですが、このたび処理技術面と並んで重要な処理システムの構築に関し、平成8年度事業として、FRP製プレジャーボートの廃船処理体制の在り方について調査研究を実施することになりました。 本調査研究を始めるに当たっては、各界の有識者で構成する「FRP廃船処理体制に関する調査研究委員会」を設置し、1年に亘ってFRP廃船の実態、関係者の意識、廃棄物処理に関する法制、類似製品分野の処理体制などなどについて基礎的調査を行ったうえで、FRP廃船処理体制を構築していくことと致しました。 きわめて困難な問題点を抱える本調査研究にご尽力をいただいた金原委員長をはじめ、委員会委員の皆様、各調査、アンケートにご協力をいただいた地方自治体、業界関係団体、マリン事業者、プレジャーボート所有者に対し、また、ご指導を賜った運輸省海上技術安全局、補助事業として多大なご援助をいただいた日本財団の各位に対しまして、厚く御礼申し上げます。 平成9年3月 財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会 会長 竹内良夫
目次へ 次ページ
|

|